放射性物質 デトックス

放射性物質 デトックス

呼吸や食事などで体内に取り込んでしまった放射性物質を速やかに排出するには、他の化学物質などと同様の方法を取るしかありません。

 

排便、排尿、汗をかくなどして体内に溜まっている毒素を排出するデトックスが最もシンプルで、基礎的な健康を保つためにもよいでしょう。

 

スムーズにデトックスするには、まず健康的な食生活から、これ以上放射性物質を取り込まないように汚染されていない食品や飲料水を摂取することも大切です。
野菜や上質なオイルを取り入れたバランスのよい食事で排便を促し、水分を適宜摂ってなるべく排尿するのは基本と言えます。
そして、汗をかいたり体内の血液循環を良くするために入浴したり、放射線量の高くない場所なら外でウォーキングやランニングなどの運動をすることもデトックスを促進します。

 

しかし、放射性物質は核種(種類)によって体内の溜まる場所が違うという研究結果が出ています。
一般的によく耳にするヨウ素は甲状腺に、セシウムは肺や内臓に溜まる傾向があります。
内臓に溜まったセシウムは新陳代謝で、ある程度デトックスすることが期待出来ます。

 

しかし、カルシウムに似た化学記号を持つストロンチウムは性質上、骨や骨髄に取り込まれてしまうので、新陳代謝が難しくデトックスしても排出されません。
ストロンチウムは骨の中から何十年も放射能を出し続けて、骨のガンや白血病を引き起こすこともあります。

 

ストロンチウムは検査がとても難しくコストが高いため、あまり数値が発表されていませんが、セシウム(134と137合算)が含まれていれば、その約3分の1の量のストロンチウムが含まれていると言われています。
デトックス出来ない部位がある以上、セシウムの数値が高い食品や飲料水はまず避けることが、デトックスよりも優先事項と言えます。