内部被ばく対策

放射能と甲状線がん

甲状腺がんは「のどぼとけ」という甲状軟骨先端のすぐ下にある甲状腺に悪性の腫瘍ができる病気で、「乳頭がん」、「濾ほう胞がん」、「髄様がん」、「未分化がん」に分類され、また甲状腺から発生するリンパ系の「悪性リンパ種」もあります。それぞれ広がりかた、増えやすさ、転移するか否かによって違いがあるため、それぞれ治療法が異なる

 

甲状腺がんのうち、「髄様がん」の40%程度は遺伝性と言われ、遺伝子の変異が原因と言われています。また、ヨードの摂取量が少ないと甲状腺に悪性度の高い腫瘍が発生しやすくなると言われています。

 

また、放射線の被曝が原因としてあげられ、近頃最近では東日本大震災の福島第一原発の放射線被害による甲状腺がん発症の割合が増加したことは記憶に新しいところです。

 

甲状腺がんになる人は、男性1、女性5の割合で女性の方がかかりやすいと言われています。また、年齢別で見ると50代以上で発症するリスクが高まります。女性の場合は30代から40代という比較的若い年齢から発症する方が多いという反面、男性は60を超えた場合は発症率が高いという特徴があります。

 

甲状腺がんが発見されるのは、家族や知人からのど元の膨らみやしこりを指摘されて気づくことが多く、また自覚症状tとしてはのどの痛みや飲み込みにくさ、声がかすれるといったことで気づくことがあります。全対的な特徴として甲状腺がんは進行期間も長く比較的予後の良いがんと言われています。

 

甲状腺がんが疑われたら腫瘍マーカー検査、超音波検査、病理検査、CT検査を行って、甲状腺がんの種類や治療法を確定します。甲状腺がんの治療法は外科療法が標準的な治療方法となっており、がんの種類や広がり方によって、葉切除術、甲状腺亜全摘切開、全摘切開等の切開方法が用いられます。

 

また、進行の遅い「乳頭がん」は経過観察を行い、ある程度進行してから切除する場合があります。またその他の治療法として、放射線治療やアイソトープ治療、ホルモン療法等の治療法が用いられることがあります。